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せどりを行っている方の中には、活動の評価や改善、仕入れの判断基準に利益率を用いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、ROIやROSといった指標の説明から計算方法、せどりにおける重要性、利益率の目安、計算ツール・アプリまで紹介しているので参考にしてください。
せどり利益率の指標
せどりの利益率を示す指標には投資利益率(ROI)と売上高経常利益率(ROS)の2種類があります。それぞれの指標が示す情報を理解することで、利益率をせどりに活用できるようになります。
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投資利益率(ROI)
投資利益率(ROI)とは、投資した金額に対して得られた利益の割合のことです。ROIは、「(利益額/仕入れ価格)×100」で算出できます。せどりにおいては、仕入れに使った金額を投資金額とし、販売によって得た金額を利益とします。
たとえば、仕入れ金額10,000円に対して、得られた利益が5,000円であれば、ROIは「(5,000/10,000)×100=50%」です。このとき、仕入金額は、商品代金に販売にかかったすべての経費を加えたものであり、送料や手数料なども含みます。
また、利益額については純利益を指し、売上金額から販売にかかったすべての経費を引いたものを用います。
売上高経常利益率(ROS)
売上高経常利益率(ROS)とは、売上金額に対して得られた利益の割合のことです。ROSは、「(利益額/売上金額)×100」で算出します。せどりにおける利益率は、一般的にROSを採用することが多いです。
先ほどの仕入金額10,000円の場合において、販売価格25,000円、得られた利益が5,000円であれば、ROSは「(5,000/25,000)×100=20%」となります。なお、利益額はROSの場合と同様に、純利益を用います。
せどり利益率の重要性
ROIもROSのどちらの利益率も、せどりの効率を示す指標です。ROIは投資効率を表し、この指標を見れば、資金をどのくらい有効活用できているかを読み取れます。商品の相場と仕入れ金額を見て、どのくらい資金を増やせるかの予想も可能です。
一方、ROSは販売効率を示しており、売上をどの程度手元に残せているかを表しています。このように、利益率からせどりが効率良く行えているかを判断することが可能です。2種類の利益率を用いて、せどりの効率を測定できるので、効率化の指標として役立ちます。
これらの利益率を高められるように、せどりを行っていくと資金が増えるペースが上がります。特に、せどりを始めて間もない資金の少ない状態なら、ROIと回転率がともに高い商品を扱うようにすると、資金形成を早期に達成しやすいです。
こちらのツールは相場の変化に合わせて自動で価格設定を行ってくれるので、せどり効率化に役立ててください。
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せどり仕入れにおける利益率の目安
せどりで仕入れの際に意識する利益率は基本的にROSであり、一般的に20~30%となる商品をベースに考えます。これは、せどりの平均的な成績が20~30%といわれているためです。そのため、ROSがこれを下回っているからといって、仕入れてはいけないわけではありません。
あくまでも目安の利益率なので、回転率の高い商品であれば、これよりも低い利益率であっても仕入れるメリットのある場合もあります。ROIは、仕入れの際にどの程度資金を増やせる商品なのかという見当をつけるのに役立ちます。ROIについては特に目安はありません。
利益率を高める方法
利益率を高めるには、次の4つの方法が有効です。
- 利益率の高い商品ジャンルを扱う
- 仕入れ先の再検討
- 経費の削減
- プレミア化を狙う
これらの施策を意識的に行うと、利益率の改善につながります。
利益率の高い商品ジャンルを扱う
利益率の高い商品ジャンルとしては、家電やゲームなどが代表例です。これらは高い利益率が狙えるとともに、商品単価も高いため、販売効率を高めやすいです。高単価商品についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
仕入れ先の再検討
仕入れ価格が高いと利益を圧迫するため、利益率が下がってしまいます。仕入れ先を見直すことで仕入れ価格を抑えられると、利益率を高められます。現状の利益率が低いと感じる場合には、複数の仕入れ先を比較検討するのが良いでしょう。
商流の上流にあるメーカーや生産国から仕入れるほど、価格は安くなるので、上流から仕入れられないか検討してみましょう。
経費の削減
経費が大きいほど、利益が少なくなり、利益率が低くなります。無駄な経費がないかを見直して、不要なものは削減できるようにしていきましょう。
プレミア化を狙う
商品が希少になったり、人気になったりしてプレミア化すると、相場が跳ね上がり、大きな利益を狙えます。プレミア化しやすいグッズやオーディオなどを取り扱っていると、プレミア化したときに恩恵を受けやすいです。ピンポイントで狙うのは難しいものの、ジャンルを意識しておくと、可能性を高められます。
せどり利益率計算アプリ・ツール
せどりの利益率を手軽に計算できるアプリおよびツールを紹介します。いずれも項目を入力していくことで簡単に利益率を把握できるようになっています。
Amafee
AmafeeはAmazonが提供する利益計算サイトで、無料で利用することが可能です。仕入れ価格や販売金額などの各項目欄を入力し、ジャンルボタンを押すと、利益計算が行われます。
Amazon Seller
Amazon SellerはAmazonが提供するスマートフォンアプリです。Amazonの出品者アカウント管理画面であるセラーセントラルでの操作を、スマートフォンで行えるようにしたもので、ここで利益計算が行えます。
対象商品を写真やキーワードから検索し、商品の最低価格を基にした純利益を表示します。各項目へ入力していくことで、粗利の計算が可能です。Amazon SellerはiPhoneとAndroidの両方に対応しています。
アマコード
アマコードは無料のAmazon用リサーチアプリです。商品バーコードをスマートフォンのカメラで読み取ると、Amazon最安値やカート価格から利益率を計算できます。アマコードはiPhoneとAndroidのどちらにも対応しています。
FBAシミュレーター
FBAシミュレーターは、Amazonが提供している利益計算ツールです。仕入れ価格や販売金額などの各項目を入力することで、利益計算を行えます。発送方法ごとの利益計算を行うことが可能です。
ただし、スマートフォンからアクセスすると、画面が見にくいため、PCからアクセスするのが良いでしょう。また、FBAシミュレーターの正確性についてAmazonでは保証していないことには注意が必要です。
せどりでは利益率だけでなく回転率も重要
せどりでは回転率を意識することが大切です。いくら利益率の高い商品を仕入れたとしても、売れるまでに時間がかかりすぎると不良在庫となるなど、資金繰りが悪化してしまいます。お金の流れであるキャッシュフローが悪くなり、資金が手元にない状態となると、せどりを続けられなくなってしまいます。
そのため、商品を仕入れる際には利益率だけでなく、売れ行きを確認して、回転率の高い商品を仕入れるようにしましょう。特に、利益率の高い商品は回転率の低いことが多いため、注意が必要です。回転率はこちらの記事で取り上げているので参考にしてください。
まとめ
利益率は、いかに効率良くせどりを行なえているかの指標となるため、日々の活動の評価や改善に役立てられます。利益率を高めると同時に、回転率を意識して仕入れを行うことで、堅実性と利益の追求を同時に行えます。利益率の計算にはアプリやツールを用いると、簡単に計算が可能です。