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せどりを行っている方の中には、キャッシュフローを理解して安定した活動を行いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。キャッシュフローはせどりを長く続ける上で意識しなければならないものです。
この記事では、キャッシュフローの概要からせどりにおける重要性、マイナスになる原因、改善方法、管理のコツまで紹介しているので参考にしてください。
- せどりにおけるキャッシュフローとは
- なぜせどりでキャッシュフローが重要なのか
- せどりのキャッシュフローがマイナスになる原因
- せどりのキャッシュフローを改善する方法
- せどりのキャッシュフローを管理するコツ
- まとめ
せどりにおけるキャッシュフローとは
キャッシュフローとは、お金の流れという意味の言葉です。入金や出金といった、お金の出入りをキャッシュフローといいます。キャッシュフローがプラスというのは、入金額が出金額を上回り、資金が手元にある状態です。
反対に、キャッシュフローがマイナスというのは、出金額が入金額を上回り、資金が手元にない状態を指します。
せどりにおける入金は売上の振り込み、出金は仕入れや経費の支払いで起こります。せどりで仕入れを現金で行う場合は、手元資金だけで支払うため、キャッシュフローがマイナスにはなりません。
一方、クレジットカードや借入金で支払う場合には、支払いが後回しになり、支払い期日に必要な現金が不足していると、キャッシュフローがマイナスになります。
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なぜせどりでキャッシュフローが重要なのか
せどりではキャッシュフローをプラスに保つことが非常に重要です。キャッシュフローがマイナスになると、仕入れと経費で支払わなければならない金額が、手元にない状態となります。手元に現金がなければ、支払いができずに破産してしまいます。
たとえ利益が確定している状態であっても、入金が出金に間に合わなければ支払えず、せどりを続けられません。これが、いわゆる黒字倒産です。つまり、出金の際に必要な金額を現金として確保しておくために、キャッシュフローを管理することが大切ということです。
せどりのキャッシュフローがマイナスになる原因
キャッシュフローがマイナスになる原因には、さまざまなものがあります。入出金のスケジュールを把握できていないことや、販売計画が不十分であるなどです。
これらのキャッシュフローがマイナスになる原因を理解することで、せどりを長く続けることにつながります。
仕入れ金額が大きい
クレジットカードによる仕入れ金額が大きいと、次の支払いまでに準備しなければならない金額も大きくなります。
仕入れから支払い期日までに商品を売却して、資金を回収しなければなりません。仕入れ金額が大きいほど、必要な売上も大きくなるので、売れなかったとしても手元資金でカバーできる金額までに抑えるようにしましょう。
現金で仕入れる場合はキャッシュフローがマイナスにはならないものの、支払い金額が大きくなると手元資金が少なくなるため、新たな仕入れができません。仕入れができないと、売上が増えないという問題が生じます。
商品の回転率が低い
商品の回転率とは、一定期間内でいくつ売れるかを示す指標です。回転率が高いほど早く売れ、低いほど売れるのが遅いことを示します。
あくまで指標なので確実ではないものの、回転率の低い商品ばかりを扱っていると、なかなか売れずに入金が遅くなりがちです。
入金が遅いと支払いに間に合わず、キャッシュフローがマイナス状態となります。利益率の高い商品は、回転率の低いことが多いため、仕入れの際にはしばらく売れなくてもキャッシュフローに問題がないか確認しましょう。
資金管理が雑
資金管理が雑であると、キャッシュフローがマイナスになりやすいです。せどりでは、仕入れや経費に使った金額、手元資金、支払い期日、入金予定日を把握し、必要な現金が手元にある状態にしておかなければなりません。
資金管理が雑だと、これらの必要事項を正しく把握できず、支払い期日に現金がないという事態を招きます。
支払い期日までの期間が短い
仕入れから支払い期日までの期間が短いと、キャッシュフローがマイナスになる可能性が高まります。支払いまでの販売期間が短いため、売上が少なくなりやすいです。そのため、期間が短いほど支払いに必要な金額を回収するのが難しくなります。
商品が売れない
せどりでは商品が売れないと、仕入れ金額を回収できずにキャッシュフローがマイナスとなります。
仕入れ金額の支払いは商品の売上と手元資金によって行うことから、売れなければキャッシュフローはマイナスへと向かいます。商品が売れないと手元資金が減っていき、やがて支払えなくなるでしょう。
在庫管理が不十分
在庫量が適切にコントロールされていないと、キャッシュフローがマイナスになります。在庫は現金になる可能性のある資産であるものの、売れなければ支払いには使えません。
在庫が増える一方で、仕入れで現金が少なくなっていくことにより、キャッシュフローがマイナスとなります。
せどりのキャッシュフローを改善する方法
せどりのキャッシュフローを改善するには、マイナスになる原因への対策が必要です。入出金スケジュールを把握し、支払い金額が大きくなりすぎないように仕入れをコントロールすることがポイントです。手元資金の確保や、いざというときの調達方法も押さえておきましょう。
クレジットカードの活用
手元資金が少ないために仕入れができない場合には、クレジットカードを利用します。クレジットカードなら仕入れ代金を後払いできるので、資金が少なくてもせどりが可能です。一方で、支払い期日を守らなければ、せどりを続けられません。
クレジットカードでは支払い回数を増やす分割払いやリボ払いによって、1回あたりの支払い金額を少なくできます。利息はかかるものの、キャッシュフローがマイナスになりそうな場面では有効です。
ただし、分割払いやリボ払いが積み重なることで支払い金額が大きくなり、払えなくなることもあるので多用は禁物です。
仕入れ金額に上限を設定
仕入れ金額の上限を、無理なく支払える程度に設定しておくと、キャッシュフローをコントロールしやすいです。せどりでキャッシュフローがマイナスになるのは、仕入れ金額が売上と手元資金の合計を超える場合です。
仕入れを支払い可能な金額までに抑えることで、確実にキャッシュフローをプラスにできます。仕入れ金額の上限を決めることは、キャッシュフロー改善に有効です。
回転率の高い商品を仕入れる
回転率が高い商品を多く仕入れることで、売れ行きが良くなり、キャッシュフローが改善されます。 回転率の高い商品は短期間で売れる確率が高いため、資金を早く回収できます。
在庫を素早く現金化できるので、手元資金が残りやすい体質へと改善可能です。結果としてキャッシュフローがプラスになりやすいです。
資金調達
一時的にキャッシュフローのマイナスを脱却するには、借入などの資金調達が有効です。借入によって現金を得られるので、即効性があり、支払いが困難な状況で役立ちます。
借入は計画的に行えば、せどりの効率化にもつながりますが、その場しのぎで頻繁に用いると、借金が膨れ上がり破産するため注意が必要です。
不良在庫の処分
不良在庫とは、売れる目処が立っていない在庫のことです。不良在庫を抱えていると、現金化が進まずに資金繰りが悪くなり、キャッシュフローの悪化につながります。資金を回収できないと、利益につながる仕入れができません。
不良在庫は仕入れ値よりも安い金額であっても、売却して次の商品を仕入れた方が、早く資金を回収できることが多いです。
不良在庫を抱えていても資金が拘束されるだけでメリットはありません。赤字が出るのは心が痛みますが、結果として損切りした方が得をします。
仕入れ基準の見直し
不良在庫を抱えることが多くなり、キャッシュフローが悪くなってきたら、仕入れ基準の見直しが必要です。不良在庫が増える原因としては、リサーチ不足、仕入れ基準が曖昧またはゆるいことなどが挙げられます。
リサーチを徹底し、順調に売り上げられる見通しの立つ商品に厳選して仕入れることで、売れ行きが良くなり、キャッシュフローも改善されます。
仕入れ計画の立案
なるべく早く仕入れることを心掛けると、売上締日までの販売機会が多くなり、支払いへ回せる金額を大きくしやすいです。クレジットカードの締日と支払い期日、売上締日を把握しておく必要があります。
クレジットカードの締日を過ぎて、かつできるだけ早いタイミングで仕入れることがポイントです。クレジットカードの締日を過ぎていないと、反対に支払い期日までの期間が短くなり、販売機会が少なくなってしまいます。
販売機会が少なくなると、その分売上も少なくなりがちです。支払い期日までに入金されるようにするには、売上の締日を意識して販売する必要があります。
売上の締日を把握していれば、売上期日の何日前までに売れなかったら値下げするなど、キャッシュフローを改善する施策の実行が可能です。
このように、クレジットカードの締日、支払い期日、売上締日を意識することで、売れる確率を高められるとともに、売れなかった場合の対策まで立てられます。
入金サイクルを早める
入金サイクルが早ければ、現金が入る機会が多くなるので、キャッシュフローが安定しやすいです。Amazonせどりの場合は入金サイクルが2週間ごとになっています。ヤフーショッピングではオプションの利用により、最大で月8回もの入金日を設定可能です。
さまざまなプラットフォームで販売することにより、入金サイクルが早くなり、販売機会も増やせます。
ただし、1つの商品を同時に複数のプラットフォームへ出品する行為を禁止しているサービスもあるため、規約を確認するなど注意が必要です。商品ジャンルによって販売プラットフォームを使い分ける方法もあります。
キャッシュの温存
ある程度の現金を手元に残しておくと、売上が少なくてもカバーできます。手元資金をすべて仕入れに回して、売上をあげることも可能ではあるものの、支払いができずに借入を行うと、利息によって利益が削られてしまいます。
借入には返済不能になるリスクもあるので、支払いに耐えられる程度に現金を残しておくと安心です。特にせどりをはじめたばかりであれば、仕入れや販売に失敗することもあります。余裕を持って取り組むことで、継続不可能となるような失敗を防げます。
せどりのキャッシュフローを管理するコツ
せどりのキャッシュフローを管理するコツは、入出金を可視化して把握しやすくすることです。専用口座にて資金を管理すれば、キャッシュフローの状況が分かりやすくなり、現状把握と改善を行いやすくなります。
せどり専用口座の開設
せどりで使った金額を正確に把握するには、プライベート口座を分けておくことが必要です。せどりではキャッシュフローを考慮して、手元資金と仕入れ金額、売上金額のバランスを調整しなければなりません。
プライベートと口座を共有していると、仕入れに使った金額を正しく把握しにくくなります。現状が分かりにくいと、資金管理が難しくなるとともに、せどり方法の改善も困難です。
結果としてキャッシュフローの悪化や、売上の低迷につながります。 このようなことを避けるために、プライベートとせどりで口座を分けることが必要です。
入金・出金専用口座の開設
入金専用、出金専用の口座を用意しておくと、入金日、支払い期日を意識するようになります。支払い期日までに必要な金額を入金口座から入れる作業が生じるので、入出金に関するスケジュールの把握につながります。
自然とキャッシュフローを意識して行動できるようになるため、入出金で口座を分けるのがおすすめです。
投資用口座の開設
キャッシュフローの種類には、投資キャッシュフローというものもあり、事業の成長には欠かせません。キャッシュフローが安定するようになり、余裕が出てきたら、投資用口座を開設し、余剰資金を入れておくと良いでしょう。
投資用口座に貯まった資金を仕入れ規模の拡大や外注、ツールの導入など、せどり事業の成長に使うことで、さらなる利益が期待できます。せどりの成長に使える金額を投資用口座で把握しておけば、新たな施策を検討しやすくなります。
まとめ
お金の流れを示すキャッシュフローは、せどりにおいてとても重要なものです。キャッシュフローがプラスになるように気を付けながら、せどりを行う必要があります。
キャッシュフローがマイナスとなれば、借入などの資金調達が必要となり、せどりの継続が難しくなることもあります。
キャッシュフローがマイナスにならないように、入出金スケジュールの把握および仕入れ金額の調整を行い、販売計画を立てることが大切です。また、口座を分けることで、キャッシュフローを管理しやすくなります。